ネット誹謗中傷の対処法!証拠は全て残しておこう!
インターネット社会の現代において、誹謗中傷による名誉棄損や侮辱などの行為が社会問題になっていますよね。
TwitterやInstagramなどのSNSで情報を発信すれば即座に拡散するので、軽い気持ちで人の悪口などを書き込んでしまうのは非常に危険なのです。
そこで、もし自分が誹謗中傷のターゲットになった場合、どうやって対処すればいいのか?
自分に対する悪口などの書き込みがあれば、誰でも怒りを覚えますが、まずは冷静になった対処する必要があります。
ここからは、もし誹謗中傷の被害に遭ったときの対処法についてお話していきます。
1.ネット誹謗中傷にあったときの3つの相談先
もし自分が誹謗中傷の被害に遭ったときどのように対処しますか?
おそらくどうやって対処していいのか分からずに不安になって慌ててしまうでしょう。
誹謗中傷に遭ったとき自分で対処はできますが、そうそう被害に遭うケースはないので、専門機関に相談することをおすすめします。
インターネット社会になった現代ではさまざまなサイバー被害が発生しているため、相談できる窓口も整備されているのです。
誹謗中傷による名誉棄損や侮辱、プライバシー侵害などの被害は以下の3つの相談先で対処法などを教えてくれます。
➀法務局
ネット誹謗中傷などの被害に遭ったときの相談先として、まず「法務局」がおすすめです。
無料で相談できるうえに色々な対処法を教えてくれます。さらに、自分での対処が困難なときは法務局が代わりに対象文書の削除などの対処をしてくれます。
詳しくは、
「法務省|インターネットを悪用した人権侵害をなくしましょう(http://www.moj.go.jp/JINKEN/jinken88.html)」
こちらをご覧いただき、相談窓口の電話番号も書かれているのでまずは電話して相談することから始めましょう。
➁弁護士
誹謗中傷の被害の程度によっては、弁護士に相談することをおすすめします。
弁護士に相談するメリットは、ネット誹謗中傷への対応法を教えてもらえるほか、相手に損害賠償を請求するときなど、裁判などの手続きを代理に行ってくれる点です。また、相談できる弁護士がついていれば心強いですよね。
ただし、弁護士に相談して相手を訴えて裁判を行ったりすると、報酬を支払う必要があるので相談する際に詳しく確認が必要です。
ネット誹謗中傷を相談できる弁護士の情報は、
「ネット誹謗中傷弁護士相談Café(https://www.fuhyo-bengoshicafe.com/)」
こちらのサイトで詳しい情報が掲載されているので、弁護士に相談したいときはご覧ください。
➂警察
警察でも現在サイバー攻撃への対策強化が進められているので、相談すると対処法などを教えてくれます。
しかし、警察は事件性が薄いと動いてくれないケースが多いので、被害の程度が酷い場合は警察の相談窓口に電話するか、実際に窓口に出向いて相談してみましょう。
各都道府県のサイバー犯罪相談窓口は、
「都道府県警察本部のサイバー犯罪相談窓口等一覧(http://www.npa.go.jp/cyber/soudan.htm)」
こちらにアクセスすれば電話番号やURLが掲載されているので参考にご覧ください。
以上、ネット誹謗中傷被害に遭ったときは慌てずに専門窓口に相談することが重要です。
被害の程度によって、まずは法務局に問い合せてどのように対処すればいいのかアドバイスをもらい、弁護士または警察に相談するようにしましょう。
2.ネット誹謗中傷の対処法!
まず誹謗中傷とは何なのか理解しているでしょうか?
誹謗中傷は、インターネットなど不特定多数の人が閲覧する公共の場に”悪口”を書き込んで名誉を汚す行為を指します。
そこで、誹謗中傷をした加害者にはケースによって、
- 名誉棄損罪
- 侮辱罪
- 信用毀損罪および業務妨害罪
といった刑事上責任が問われ、「3年以下の懲役または50万円以下の罰金」が科せられます。
また、誹謗中傷するような悪口の他に、個人のプライベートな情報を勝手に公開されたときは、プライバシー侵害で損害賠償請求することもできます。
ネット誹謗中傷の対処法
実際にネット誹謗中傷の被害に遭ったときは前項でご紹介した窓口に相談するほか、自身でもある程度の対処は必要になります。
➀証拠は全て保存しておく
まず、誹謗中傷と感じさせる投稿や記事を見つけたら、その投稿・記事の情報を全て保存しておくことが非常に重要になります。それは、告訴したり損害賠償のなどを請求したりするとき、証拠が必ず必要になるからです。
特に掲示板など一時的に掲載した投稿はしばらくすると削除される可能性があるので、パソコンのスクリーンショット機能を利用して印刷しておくか、写真などに撮影して記録を残しておくことが最初に行う対処法になります。
➁掲示板やブログの管理者に投稿・記事の削除依頼をする
投稿や記事を掲載している人物が特定できないときは、掲示板やブログを開設している管理者に削除を依頼します。削除されないといつまでも自分の誹謗中傷が掲載され続けるので、メリットは1つもありませんよね。
削除依頼するとそのサイト管理者は、実際に名誉毀損・侮辱などの行為が行われているのか調査を行います。そして、違法行為があると確認されればその投稿や記事を削除してくれるはずです。
そこで、もし削除依頼に応じてくれないときは、弁護士や警察に相談したうえで訴訟を起こして刑事罰を科してもらうこともできます。
ネット誹謗中傷の被害に遭ったときは、証拠をすべて保存したうえで掲載元のサイトや掲示板の管理者に削除依頼をします。それでも改善されないときは法務局や弁護士に相談して、できるだけ早い段階で削除できるように手続きを進めることが大切です。
3.まとめ
ネット誹謗中傷の被害に遭う方はそうそういないと思いますが、実際に被害に遭ったときは慌てずにご紹介した3つの窓口に相談することが大切です。
その際、誹謗中傷が書かれた投稿や記事を証拠として保存しておくことが一番の対処法になります。
ネット誹謗中傷を見つけたら誰でも怒りと憤りを感じますが、そこは冷静になって対処することが大切ですよ。